知多四国八十八箇所霊場は、福岡県の篠栗(ささぐり)四国八十八箇所霊場、小豆島八十八箇所と共に、「日本三大新四国霊場」の一つです。
千数二百年前、四国八十八箇所霊場を開かれた弘法大師(空海)が東国巡錫の折、愛知県の知多半島に上陸し、風景があまりにも四国に似ていることから、次のように詠まれました。
西浦や東浦あり日間賀島篠島かけて四国なるらん
そして、文化6年(1809年)には、妙楽寺(79番)の住職亮山阿闍梨が、弘法大師の夢告により発願。四国に巡拝を重ねられ、岡戸半蔵・武田安兵衛両行者の協力を得て知多四国霊場を開創されたと伝えられています。
今回、名古屋鉄道の企画ウオーク、全行程は、194qの「歩いて巡拝知多四国」に参加しました。
番
寺院名
参拝日
番
寺院名
参拝日
1
平成30年1月20日
50
鶴林山 大御堂寺
平成30年4月7日
2
法蔵山 極楽寺
平成30年1月20日
51
鶴林山 野間大坊
平成30年4月7日
3
海雲山 普門寺
平成30年1月20日
52
鶴林山 密蔵院
平成30年4月7日
4
宝龍山 延命寺
平成30年1月20日
53
鶴林山 安養院
平成30年4月7日
5
延命山 地蔵寺
平成30年12月22日
54
亀嶺山 海潮院
平成30年6月30日
6
万年山 常福寺
平成30年1月20日
55
曇華山 法山寺
平成30年4月7日
7
彼岸山 極楽寺
平成30年2月17日
56
祥雲山 瑞境寺
平成30年4月7日
8
上世山 傳宗院
平成30年2月17日
57
孔雀山 報恩寺
平成30年4月7日
9
浄土山 明徳寺
平成30年2月17日
58
金光山 来応寺
平成30年5月26日
10
福聚山 観音寺
平成30年2月17日
59
万年山 玉泉寺
平成30年5月26日
11
光明山 安徳寺
平成30年2月17日
60
大光山 安楽寺
平成30年5月26日
12
徳応山 福住寺
平成30年2月17日
61
御嶽山 高讃寺
平成30年5月26日
13
板嶺山 安楽寺
平成30年3月3日
62
御嶽山 洞雲寺
平成30年5月26日
14
円通山 興昌寺
平成30年3月3日
63
補陀落山 大善院
平成30年5月26日
15
龍渓山 洞雲院
平成30年3月3日
64
世昌山 宝全寺
平成30年5月26日
16
鳳凰山 平泉寺
平成30年3月3日
65
神護山 相持院
平成30年5月26日
17
樫木山 観音寺
平成30年3月3日
66
八景山 中之坊寺
平成31年2月10日
18
開運山 光照寺
平成30年6月30日
67
松尾山 三光院
平成31年2月10日
19
前明山 光照院
平成30年7月7日
68
龍王山 宝蔵寺
平成31年2月10日
20
萬松山 龍台院
平成30年7月7日
69
宝苑山 慈光寺
平成31年2月10日
21
天竜山 常楽寺
平成30年7月7日
70
摩尼山 地蔵寺
平成31年2月10日
22
御嶽山 大日寺
平成30年5月5日
71
金照山 大智院
平成31年2月10日
23
意竜山 蓮花院
平成30年5月5日
72
白華山 慈雲寺
平成30年12月1日
24
慶亀山 徳正寺
平成30年5月5日
73
雨宝山 正法院
平成30年11月17日
25
法輪山 円観寺
平成30年5月5日
74
雨宝山 密厳寺
平成30年11月17日
26
龍華山 弥勒寺
平成30年6月16日
75
雨宝山 誕生堂
平成30年11月17日
27
天竜山 誓海寺
平成30年6月16日
76
雨宝山 如意寺
平成30年11月17日
28
浄光山 永寿寺
平成30年10月6日
77
雨宝山 浄蓮寺
平成30年11月17日
29
大悲山 正法寺
平成30年11月3日
78
宝泉山 福生寺
平成30年12月1日
30
宝珠山 医王寺
平成30年11月3日
79
白泉山 妙楽寺
平成30年12月1日
31
宝珠山 利生院
平成30年11月3日
80
海鳴山 栖光院
平成30年11月17日
32
宝珠山 宝乗院
平成30年11月3日
81
巨渕山 龍蔵寺
平成30年11月17日
33
宝珠山 北室院
平成30年11月3日
82
雨尾山 観福寺
平成30年9月29日
34
宝珠山 性慶院
平成30年11月3日
83
待暁山 弥勒寺
平成30年9月29日
35
神光山 成願寺
平成30年11月3日
84
瑞雲山 玄猷寺
平成30年9月29日
36
天永山 遍照寺
平成30年4月21日
85
慈悲山 清水寺
平成30年9月29日
37
魚養山 大光院
平成30年4月21日
86
大悲山 観音寺
平成30年9月29日
38
龍門山 正法禅寺
平成30年4月21日
87
鷲頭山 長寿寺
平成30年12月22日
39
金剛山 医徳院
平成30年4月21日
88
瑞木山 円通寺
平成30年12月22日
40
普門山 影向寺
平成30年10月6日
開1
白泉山 妙楽寺
平成30年12月1日
41
松原山 西方寺
平成30年10月6日
開2
天竜山 禅林堂
平成30年6月16日
42
瑞岸山 天龍寺
平成30年10月6日
開3
達摩山 葦航寺
平成30年5月5日
43
大悲山 岩屋寺
平成30年10月6日
外1
清涼山 海蔵寺
平成30年6月30日
44
菅生山 大宝寺
平成30年9月15日
外2
亀宝山 東光寺
平成30年6月30日
45
尾風山 泉蔵院
平成30年9月15日
外3
慈雲山 影現寺
平成30年6月16日
46
井際山 如意輪寺
平成30年9月15日
外4
寂静山 西方寺
平成30年4月21日
47
井際山 持宝院
平成30年9月15日
外5
青泰山 浄土寺
平成30年11月3日
48
禅林山 良参寺
平成30年4月7日
外6
岩屋山 奥之院
平成30年10月6日
49
護国山 吉祥寺
平成30年4月7日
外7
金鈴山 曹源寺
平成30年5月26日
平成30年1月20日(土)
8時20分、名鉄前後駅で巡拝の経路図を受け取り出発する。大勢の人であった。前の人について歩く格好だが、途中には、この企画の表示があった。ただし、四国霊場の様な常設の表示はないようだ。一人で歩くには苦労するかもしれない。
名鉄前後駅から、20分、1km程を歩くと、第1番札所曹源寺に着いた。第一回目の巡拝企画のためか、大変な人出となり暫し歩くにも手こずった。最初の札所に設営されていた臨時の納経所で知多八十八所の納経帳を1,500円で買い求めた。各頁すでに印刷してあり、各寺で御朱印を頂くようになっている。境内は、多くの巡拝者で賑わい、堂の前での線香、灯明、読経はてんやわんやであった。本尊は、釈迦如来、鎌倉時代(700年程前)天台宗として開創され、永正2年(1505年)現在の宗派である曹洞宗に改宗された古刹である。永禄3年(1560年)5月19日に「桶狭間の戦い」で戦死された今川義元公をはじめ多くの武将の霊牌を位牌堂に祀り戦人塚と共に供養している。8時30分に入山し9時に下山した。
曹源寺から40分、3.3kmで第2番札所極楽寺である。寒い日であったが、快晴で歩いていると暖かくなってきた。温暖な地なのか道中には、蜜柑も見られた。9時30分入山。1620年開創の寺院で、正面の本堂にはご本尊の無量寿仏、大師堂は大正8年に建立されている。大師堂には千体の大師像が奉納されている。境内の次の札所に向かうところにお茶のお接待があった。10時下山。
極楽寺から街中の路地を徒歩5分、400m歩き第3番札所普門寺に到着した。城郭の様な古風な山門である。約1300年前、夢のお告げにより海岸で見つけられた十一面観音が本尊として祀られている。高さ104cm、杉の一木造の観音様である。10時40分下山。
普門寺から30分、2.2km歩くと第4番札所延命寺である。11時、山門に着くと既に納経所の長い列ができていた。この山門は、三間一戸の楼門であり、楼上に文殊菩薩が安置されていることから「文殊楼門」と呼ばれている。天保11年に作られ、大府市の文化財に指定されている。延命寺は、創建時、阿久比町辺りにあり、鎌倉時代に現在地に移ったと伝えられている。かつては、七堂伽藍の大寺院であったが、戦火のために消失してしまったという。本尊は、延命地蔵菩薩である。豆腐汁のお接待を頂き11時30分下山。
40分、3.6km、延命寺から第6番札所常福寺まで歩いた。平家滅亡後、落ち延びた平景清が、娘と平家一門を供養したことが寺の始まりという。1214年景清亡きあと村人たちが堂を建て千手観音を安置したという。寺内の芹沢の井の水は供養にも用いられ、眼病に御利益があると言われている。境内では、お接待の豚汁が振舞われていた。12時40分下山。初日は、この寺で区切り打ちとなる。名鉄太田川までのシャトルバス(400円)が用意されていたが、30分ほど歩き、JR大府駅から帰途についた。
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